C's table

『いちばんやさしい!いちばんおいしい! スコーン&ホットビスケット』

 藤田千秋本人による本の解説ページです。

いちばんやさしい!いちばんおいしい! スコーン&ホットビスケット 『いちばんやさしい!いちばんおいしい! スコーン&ホットビスケット』
                       藤田千秋著:日東書院 2010/11
・・・・・・・・    ・・・・・・・・ 撮影      : 矢野宗利さん
デザイン    : 釜内由紀江さん・飛岡綾子さん
          (GRiD CO.,LTD)
スタイリング  : 宮澤由香さん
編集・構成   : 佐々木智恵美さん・鮫島沙織さん
          (株式会社ケイ・ライターズクラブ)
企画・進行   : 中川通さん・牧野貴志さん
          (辰已出版株式会社)
調理アシスタント: 西川郁美さん
Chiaki 
辰已出版さん(日東書院)の「いちばんやさしい!いちばんおいしい!」シリーズ6冊目。

「キッシュ&タルト」とか「ケークサレ&パウンドケーキ」など、どれも基本の作り方は同じで塩味とスイート系の味のご紹介。
分量は塩味、スイート系それぞれに基本があって、あとはそのアレンジ、というわかりやすい構成です。

今回の<スコーン&ホットビスケット>は味のちがいではなく、イメージによるものが大きいです。
スコーンはアフタヌーンティーのイメージだし、ホットビスケットはアメリカンなおやつのイメージ。
スコーンはかための生地できちんと成形(もしくは型抜き)、ホットビスケットはささっと生地を作ったら手で押さえて適当にカット、またはスプーンで天板に落として(ドロップして)焼くだけなのですごく手軽。

今までもクイックブレッドの本の中でスコーンはご紹介していますが、今回は50近いメニューがすべてスコーン(ホットビスケット)なのです。
スコーンに合わせたいジャムやディップ、そしてサンドイッチなどもご紹介しています。


スコーンの生地ってバターが少ないパイ生地みたいなものですから、アレンジはいろいろ可能なんです・・・ポットパイにもなれば、のばした生地で具を包んでカルツオーネになったり、シナモンロールやクロワッサンみたいにもなったり!

そしてオーブンで焼くだけではなく生地の硬さを調整してフライパンで焼いたり、油で揚げたりと本当に自由自在!!

生地は作ったら冷蔵庫に入れておけば好きなときに焼けます。
(翌日以降になる場合は冷凍がおすすめです)
生地のままおみやげに持って行き、お友達のおうちで焼くっていうのはいかがですか?

どれもおすすめですが、特に私のお気に入りをいくつかご紹介しますね。

<ランチなどに・・・>
ポテトスコーン
  じゃがいも入りの生地はしっとりでパンっぽい感じ。地味ながら今回の本の中でもいちばん好きかも・・・ランチなんかにぜひ!
ローズマリーは香りが強いので使うとしてもほんの少しでいいと思います。

<ワインのおつまみに・・・>
ピンクペッパー&クリームチーズのおつまみスコーン
  ビジュアルもかわいい!そしておいしい!
  ギフトにもおすすめです。

<おやつに>
きなこの揚げスコーン
  きなこドーナッツですね。きなこ好きにはたまらない・・・はず。

<ギフトに>
プルーンとアーモンドのホットビスケット
  アーモンドプードル入りなのでこくのある焼き菓子風。ギフトにもおすすめです。
キャラメルスコーン
  適度な甘さ。生クリームが入るのでしっとり感も長持ちです。これもギフトに!

どうぞいろいろお試しいただき、お気入りを見つけていただければうれしいです。