『藤田千秋のおいしいパン教室』
藤田千秋本人による本の解説ページです。
『藤田千秋のおいしいパン教室』藤田千秋著:主婦と生活社 2007.6 | |
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撮影 : 竹内章雄さん ブックデザイン : 横田洋子さん スタイリング : 鈴木亜希子さん 取材 : 久保木薫さん 編集 : 山村奈央子さん 調理アシスタント : 高谷華子さん 牛島美智子さん 竹本葉子さん |
Chiaki | |
本当にやっと出版となりました。 はじめてお話いただいたのが2005年の秋、いろいろ実験(試作)してみるのが好きで、そんなあれこれを盛り込んだ本にしましょう!と言うことになり2006年秋の出版に向けてスタート。 2006年の6月に撮影開始となったのです。ところが7日間あった撮影日の6日目に撮影途中で倒れ、数時間後には緊急手術、そしてそのまま3ヶ月の入院となったため、当然撮影はストップです。 少しだけ残った分は2007年1月に撮ることになりました。そして2007年6月に出版!予定より10ヶ月ほど遅れたことになります 出版元である「主婦と生活社」さんやカメラマンさん、ライターさん、スタイリストさん、デザイナーさんなどのスタッフやアシスタントさんには本当にご迷惑おかけしました。 おかげさまですてきな本に仕上がり、感激もひとしおです! 内容に関しては まずはベースになる基本のパンをなるべく詳しくご紹介し、次に 1.粉の一部をかえてみる。 2.仕込み水を牛乳等、他のものにかえると? 3.油脂をかえると? 4.食感をかえるには? 5.具の加え方あれこれ・・・ という風にバリエーションをご紹介。 後半は朝食、ランチ、ディナーとシチュエーションに合わせたパンを、おすすめのお料理とともにご紹介。 朝食のところでは特に私が好きなフルーツのジャムやミルクジャム、フレッシュチーズ等も紹介しています。 そして最後におやつやプレゼントにおすすめのスイート系のパンも。 (まさに倒れたときに撮影していたもので、中には私が救急車に乗った時にまだオーブンに入っていて、病院に行ってから撮っていただいたものもあるはずなのです・・・しみじみ・・・) もうひとつの特徴は 粉はあえて誰もが入手しやすい<日清カメリヤ>を使っていて、そのことを明記していること。 (意外とパンの本で使っている粉を紹介しているものは少ないのです。粉によって加える水分量が違ってくることを考えるとやはり粉を限定して、なおかつ明記する方がいいよね、となったわけです。) 私が好きなパンをしいてあげると・・・ ・ シンプルな丸パン(やっぱりいちばん飽きないパンです) ・ マッシュポテト入りカンパーニュや五穀パン(しっとりが好きなので) ・ グラハムブレッド(食感がよくて香ばしくお料理にあいます) ・ 紫いものベーグル(まさにもっちりで、ほのかに甘く軽くトーストして食べるとおいしい!) ・ プレッツェル(香ばしくてしっかりひきがあり、かみごたえがあってくせになります) などなど。 他にご紹介しているお料理やジャム等もどれも特におすすめのものばかりです! 表紙もすごくかわいい!(スタイリストさん、デザイナーさんありがとう!) 内容は、パン初心者の方にも、普段作り慣れている方にも参考になるようにと考えてみました。 どうぞよろしくお願いいたします。 |